企業の情報システムの発展
これまで企業の情報システム部門はいわば"聖域"でした。
その要求に経営サイドは何でも応えるという風潮がどこの会社にもあったのです。
しかし、歯止めなく自己増殖を続ける情報システム部門への風当たりも強くなっています。
多くの企業ではまだSIS以前の段階、つまりこういうデータが欲しい、こういうプログラムを作ってくれなどという社内からの要求をいかにこなしていくか、といった目先の業務処理に追われているのが実情でしょう。
80年代後半の戦後最大級の長期好景気の間は、こういった要求に対して情報システム部門の拡大で何とか応じてきました。
しかし、90年の株式暴落など景気の先行きに不安が出てからというもの、情報システム部門の"わがまま"も通らなくなってきました。
かと言って、情報化投資をストップするわけにもいきません。
ここにきて、企業における情報システムは、そのあり方をいろいろな意味で改めて問われ始めているのです。