企業の情報システムの発展 8
それを可能にしたのが、ソフトウェアとロボットの技術でした。
生産ラインに並ぶロボットのソフトを変えることによって、生産物の入れ替えに自在に対応します。
さらに、製品のライフサイクル短期化に対応するため、CAD/CAM(コンピュータ支援による設計・製造システム)の導入で開発期間を短縮するなどといった体質改善で、日本経済の国際競争力は飛躍的に高まり、結果的に貿易摩擦の原因にもなりました。
こういった"革命"を演出したのがLSI(大規模集積回路)であり、こういった変化はマイクロエレクトロニクス(ME)革命と呼ばれています。
数ミリ四方のLSIチップの上に焼き込まれたコンピュータ回路によって、コンピュータ・パワーやメモリ容量のコストパフォーマンスが格段に向上し、パソコンもロボットも可能になりました。
ME革命をOAの世界で見ると、大きく2つのことをもたらしました。
第一に情報化の大衆化、裾野の広がりです。
OA機器の普及により、OAブームは部課レベルの各部門から中小零細企業へ、そして個人レベルへと浸透しました。
それまで専門技術者に独占されていたコンピュータ・パワーが、オフィスの一般社貝の手に入った意義は大きいでしょう。
一般社員は情報化の効果に目覚め、企業の末端での"情報認識"が高まり、情報システム部門への要求もうなぎ上りに増大していきました。